レジンの残りはどうしてる?種類や状態別の捨て方まとめ
もう使わないレジン液を処分する際に、どのように捨てれば良いのか迷ってしまうことがありますよね。レジン液は化学薬品に分類されるため、そのまま捨てることは禁止されているのです。そこで今回は、レジンを正しく処分する方法をご紹介します。手元にあるレジンを処分したいと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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目次
レジンの種類
アート用のレジンは、大きく2つに分けることができます。
UVレジンとは
UVレジンとは、紫外線が含む光エネルギーに反応し、液体から固体へと変化する樹脂のことです。UVレジン専用のライトを使用したり、太陽光に当てたりすることで、比較的短時間で硬化することができます。ジェルネイルやアクセサリー作り、接着剤としての役割を持つなど、幅広く活用されている素材です。
エポキシレジンとは
ポキシレジンは、主材と硬化剤の2種類の液体を混ぜたときに起きる化学反応を利用して固める樹脂のことで、硬化した際の高い透明度が特徴です。主材と硬化剤をきちんと固めるためには、配合の比率などの専門知識が重要で、硬化に2日前後かかるため、初心者向きではありません。
UVレジン液を処分する方法
ここでは、UVレジン液を処分する方法をお伝えします。UVレジン液は化学薬品なので、硬化させてから処分する必要があることを覚えておいてください。
少量の場合
処分したいUVレジン液が少量の場合、クリアファイルやラップの間にレジン液を流し込み、太陽の光に当てて固めてから不燃ゴミとして出しましょう。
大量の場合
大量のUVレジン液を処分したい場合は、不要な容器にUVレジン液を流し込み太陽の光で固めてから、不燃ゴミに分類して処分しましょう。
エポキシレジン液を処分する方法
エポキシレジンは、自治体によって処分方法が異なります。各自治体のSDS(安全データシート)に書かれているルールに従いましょう。わからない場合は、お住まいの場所を管轄する自治体に処分の方法を問い合わせてみてください。
UVレジン液のついたティッシュを処分する方法
レジンを使う際は、どれだけ気を付けていても、周りや自分の手を汚してしまうものです。UVレジン液が手についたり、テーブルについたりしたときは、ティッシュなどで拭き取ると思います。しかし、そのティッシュをそのままゴミ箱に入れてしまうのは、あまり良くありません。かなり強い匂いも残ってしまうため、ティッシュごと硬化させて処分してください。
レジンを処分すべきタイミング
レジンを処分すべきタイミングは、以下の通りです。
- レジン液自体が濁っているとき
- 消費期限を迎えたとき
- 黄色くなったり粘度が増加したりしているとき
- 品質が明らかに変わったと感じたとき
保存方法や商品によっても異なりますが、レジン液の消費期限は、およそ3年ほどといわれています。開封してから長く経つものや、品質が変化しているものについては、作品がきれいに仕上がらないため、消費期限にかかわらず処分しましょう。
レジンを処分する際の注意点
ここでは、レジンを処分する際の注意点をお伝えします。
排水溝やトイレに流さない
液体だからといって、レジン液を排水溝やトイレに流してはいけません。環境に悪いのはもちろん、トイレの内部や排水管内に悪影響を与えてしまうため、絶対にやめましょう。
手袋を着用する
レジンの種類によっては、樹脂の揮発成分に触れたり、未硬化のレジン液が傷口に触れたりすることで、人体に悪影響を及ぼす危険性があります。手袋を着用して作業を行うのが基本ですが、万が一レジン液が皮膚についた場合は、石鹸を使ってきちんと洗い流しましょう。
レジンの処分はルールに従って慎重に行おう!
本記事では、レジン液の処分方法を解説しました。レジン液には、主にUVレジン液とエポキシレジン液があります。UVレジン液は、必ず硬化してから処分しましょう。エポキシレジン液は、自治体によって取り扱いが異なるため、近くの自治体に問い合わせてみてください。レジンの危険性や処分方法を正しく理解した上で、レジンアート作りを楽しみましょう。
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