レジンアート初心者の方必見!失敗しない作り方や道具を徹底解説
レジンを使って作品を作ってみたいけれど「何から始めれば良いのかわからない」「どんな道具を揃えれば良いのだろう」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、レジンアートについて初心者向けに徹底解説します。レジンアートに興味があるけれど、一歩踏み出せない…という方も、ぜひご覧くださいね。
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目次
レジンとは?
レジンならではのぷくっとした質感と、まるでガラスのような透明感で人気を博している素材で、英語では「樹脂」のことを指します。最初は液状ですが、硬化することで作品になるため、アレンジを楽しめることが特徴です。
レジンでできること
レジンを使うと、想像力やテクニック次第でさまざまな作品を作ることができます。例えば、レジン液の中に、ドライフラワーやパール、ラメなどを封入して硬化し、パーツと連結させれば、アクセサリーを作ることができます。
また、文具や小物、雑貨などを作ることもできるでしょう。それ以外にも、審美歯科や虫歯の治療などで、歯のかぶせ物や詰め物として使用されることもあり、今や欠かせない素材の一つです。
レジンと樹脂の関係
レジンとは、英語で樹脂を指す言葉です。樹脂を大きく2つに分けると「天然樹脂」と「合成樹脂」がありますが、レジンアートに使用されるレジンは「合成樹脂」にあたります。英語のレジンは「樹脂」全般を指しますが、日本語でいうところのレジンは、レジンアートの材料としてのレジン液や、作品としてのレジンを指すことがほとんどです。
レジンアートに使えるレジンの種類
ここでは、レジンアートに使用できるレジンの種類をご紹介します。
エポキシレジン
エポキシレジンは、主材と硬化剤の2種を混合することで硬化されるレジンのことです。重厚感や透明度の高い質感が人気で、高級感のある作品や大きいアートを作るときに適しています。2液を混ぜ合わせる化学変化によって硬化させるため、固まるまでに2日前後かかるのが最大のデメリットだといえるでしょう。
UVレジン
UVレジンとは、UVライトから発される紫外線を照射することで硬化させるレジンの一種です。ライトを当てて2〜3分で硬化します。硬化する際の収縮率が低くシワができにくいため、まだレジンの扱いに慣れていない方でも比較的失敗が少ないでしょう。またレジン液の粘度が高いため、押し花やラメなどの封入が簡単だというメリットもあります。
LEDレジン
LEDレジンとは、比較的新しい種類のレジンで、LEDライトを照射することで硬化します。作品を作ってから時間が経っても黄ばみにくく、高い透明感を維持することができるのが特徴です。また、材料が比較的安価でコスパがよく、45秒〜60秒程度と硬化時間も短いため、レジンアート作り初心者の方が手に取るのにも良いでしょう。
レジンアートに必要な道具と材料
ここからは、レジンアートに必要な道具と材料を紹介します。
レジン液
レジンアートを作る際に必要なのは、レジン液です。このレジン液を硬化させることで、ツヤと透明感があるぶっくりとした質感を出すことができます。プラスチックのように硬く仕上げたいときはハードタイプを、後から穴を開けてチェーンなどを通す場合にはソフトタイプを選択しましょう。
LEDライト/UVライト
UVレジン液とLEDレジン液は、専用のライトを当てることで固まります。UVレジンにはUVライトを、LEDレジンにはLEDライトを使用することが大切です。しかし、少数ではありますが、UVレジンとLEDレジンのどちらも硬化することができるライトも販売されています。
また硬化用ライトは、電源が必要です。モバイルバッテリーなども対応できるUSB電源タイプのものや、充電の必要がないコンセント電源タイプのものがあるため、使用する環境を考慮して選びましょう。
ピンセット
レジンアートを作る際は、ピンセットやつまようじなどがあると、細かい作業をする際に役立つでしょう。パーツを配置して封入する際や、泡をつぶしたり、表面の凹凸を整えたりする時にも使用します。
モールド
モールドとは、ハンドメイドに使用する型枠のことです。平面タイプのものや、立体のアート作品を作ることができるタイプのものなど、さまざまな大きさや形のものがあります。シリコン性のモールドが主流ですが、使っているうちに劣化してしまうものです。破れたり欠けたりしたものは、作品の仕上がりに悪影響を与えるため、できるだけ早く買い替えましょう。
装飾用の封入物
レジンの中に閉じ込めたい飾りを用意しましょう。チャームや押し花、ラメ、ホログラム、ネイルシール、金箔などがおすすめです。大きさや色合いによって、レジンアートの印象も大きく異なります。
レジンアートの封入物に向いていないもの
水分や油分を多く含むものは、レジンに封入するのに向いていません。例えば、生花や木の実、お菓子などは硬化しても内部で腐ってしまい、カビや変色の原因になるため避けましょう。
【基本】レジンアートの作り方
ここからは、基本的なレジンアートの作り方を初心者の方向けにご紹介します。まずは基礎から始めて、自分なりにアレンジを加えていきましょう。また今回は、UVレジンを使った作り方を例に挙げて解説します。
デザインを決める
まずは、全体のデザインとレイアウトを決めましょう。どのようなデザインにするかによって、使用するレジンの色や封入物が異なります。作品に使用するミール皿やモールドにパーツを配置してみて、バランスをチェックするのもおすすめです。完成イメージを明確にしておくことで、失敗のリスクを低減できるでしょう。
レジン液を流す
レジン液を、型枠に少しだけ流し込みましょう。このときに、レジン液をたくさん入れてしまうと、封入物をセットしにくくなるため注意してください。
パーツをのせる
流し込んだレジンの上に、レジンに閉じ込めたいパーツをそっと配置します。レジン液を固めるまでは、何度でも修正可能です。ピンセットなど先の細いものを使い、丁寧に作業を進めてください。
硬化する
パーツをセットして全体のバランスを整えたら、ライトを照射して硬化しましょう。UVレジンの場合はUVライトを、LEDレジンの場合はLEDライトを照射します。硬化時間は、使用した色やレジンの厚みによって異なるため、様子を見ながら時間を調整してください。
再びレジン液を流す
パーツがきちんと固定されたことを確認したら、さらに上からレジン液を流し込みましょう。型からレジン液が出たり、パーツの位置がずれたりしないように、ゆっくりと流し入れてください。
再び硬化する
再度、ライトを照射してレジン液を硬化します。立体感が欲しいときや、ぷくっとしたデザインに仕上げたいときには、レジン液を流し込み硬化する作業を2〜3度繰り返してください。
レジンアートを安全に作るための注意点
レジンは比較的安全な物質ですが、使用法を間違えると怪我や肌トラブルを起こす危険性も考えられます。レジン液やライトなどのパッケージおよび取扱説明書をよく読んで、安全に使用しましょう。
レジン液は、硬化する際に熱を発します。レジン液の量が多ければ多いほど高熱になる傾向があるため、火傷には十分注意してください。また作業時には、レジン液が皮膚につかないように使い捨て手袋をはめてください。万が一、皮膚にレジン液がついてしまったときは、太陽光に当たらないよう注意しながらティッシュで拭き取り、速やかに水と石鹸で洗い流しましょう。
コツさえつかめばレジンアートは簡単!
本記事では、レジンアートの基本について徹底解説しました。基本を押さえて、自分好みのデザインに仕上げることができるようになれば、作品作りがきっと楽しくなりますよ。今回の内容を参考にしていただき、まずはレジンアートの基本をマスターしてみてください。
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