「レジン作品を作ってみたいけれど、どのように固めるかがわからない」「レジンがなかなか固まらない」とお悩みではありませんか？初心者のうちはトラブルが多い「硬化」ですが、コツさえつかめば何も難しいことはありません。そこで今回は、レジンを固める方法について解説します。早く固める方法や、固まらない場合の対処法についてもお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

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基本的なレジンの固め方

基本的なレジンの固め方は、エポキシレジンを使う方法とUVレジンを使う方法の2パターンです。ここでは、それぞれの特徴と手順について見ていきましょう。

エポキシレジンを使う場合

エポキシレジンとは、2種類の液体を混ぜることで固まるレジンのことで、2液性レジンとも呼ばれています。完全に固まるまでに、およそ丸一日かかるため、急いで作品を作らねばならないときには不向きです。

 

エポキシレジンは、UVレジンと比較すると少々高価ですが、硬化すると非常に透明度が高く美しく仕上がります。そのため、大きめの作品や、インテリアなど細かな部分まで目に付きやすいものは、エポキシレジンを使用すると良いでしょう。

UVレジンを使う場合

UVレジンは、太陽光やUVライトを当てて固まるレジンのことです。紫外線を利用して固まるため、紫外線硬化樹脂とも呼ばれています。UVレジン液を大別すると、少し柔らかいソフトタイプとしっかり硬くなるハードタイプに分かれるので、用途によって使い分けましょう。

 

UVレジンは、エポキシレジンのように液体同士を混ぜ合わせるような作業が不要なので、初心者の方にもおすすめです。

エキシポレジンを素早く固める方法

エボキシレジンを早く硬化させるためには、温めることが大切です。例えば、ドライヤーの風やヒーターの熱を当てることで、効果を早めることができます。しかし、レジンを本来よりも早く固めてしまうと、レジン自体がもろくなってしまう可能性があります。また、シリコン型も劣化してしまうかもしれません。そのため、時間に余裕のあるときは、通常通りの方法で硬化させてください。

レジンが固まらない原因

UVレジンが固まらないのは、レジン液かUVライトが原因かもしれません。開封してから時間が経ち劣化したレジン液を使用した場合は、固まらないことがあります。また、違うメーカー同士のUVレジンを混ぜ合わせた場合も、性質が変わってしまい固まらないケースがあるでしょう。

 

また、UVライトは経年劣化により、レジンを固めるための紫外線量が減っていきます。使用頻度が少なかったとしても、時間の経過により劣化してしまうため、定期的にライトを交換しましょう。目安としては、半年から1年ごとに取り替えてください。

UVレジンが固まらない場合のNG行為

UVレジンがなかなか固まらない場合、ドライヤーで温めて固めようとする方がいらっしゃいます。しかし、UVレジンが硬化するためには紫外線が必要なので、温めても意味がありません。固まらないどころか、気泡が発生して作品の見栄えが悪くなったり、風によってゴミやほこりが入ったりする可能性があるため、絶対にやめましょう。

 

大量に流し込んだレジンを一度に固めるのではなく、少しずつライトを当てて硬化することで効率よく固まります。

レジンを固めるコツをつかめば作品作りが楽になる！

本記事では、レジンの固め方にまつわる基本知識や、レジンが固まらない場合のNG行為をご紹介しました。エポキシレジンの場合、温めることで、硬化の速度は早まりますが、デメリットも存在するため、特別急いでいない場合は通常通りに硬化しましょう。基本通りに行えば何も難しいことはありません。興味のある方は、ぜひレジンアートに挑戦してみてください。